交剣知愛 ＩＮ南三陸町 その壱

こむたちは、伊丹発　朝８時３０分の飛行機で仙台空港へ・・・

 

仙台空港到着後、レンタカーを借りる手続きを済ませ高速道路へ・・・

 

仙台空港から高速道路入り口までのあちらこちらで、まだまだ痛ましい傷跡が山のように残っていて、

津波の恐ろしさ、被害の大きさを目の当たりにして言葉もありませんでした。

末っ子も言葉を発せず、ただ黙って景色を見つめていました。

 

とにもかくにも

一路南三陸町へ・・・・・

となるはずだったんです・・・・・・

しかし・・・・

 

御存じの方は御存じかと思うのですが

竜ちゃんは一昨年の９月に１度目の剣道Ｔシャツ義援金をもって

最知先生に会いにバイクで現地入りしていました。

なので・・・・途中ちょっと寄ってみたいところがあると申しまして・・・。

ほんとにちょっとって言ったんだよね

 

高速道路を途中おりて、ダンプカーの後をゆっく～りと海岸通の山道を走り続けました。（この時点で運転してたのは竜ちゃんです）

 

こむは正直焦りました。

だってね、最知先生には、みなさん遠方から来られるので、出来たら午後１時には体育館を開放していただきたいとお伝えしていましたからね。

それに例年、みんなすごーーーく早くやってくるんだもん。

私たちも出来るだけ早く体育館でみんなを待ちたいと思ったわけです。

 

ただね、竜ちゃんの気持ちもすごくわかってました。

災害直後の現地と今の現地を自分の目で確かめたいって事だと思ってましたから。でもねぇ・・・・ちょっとって・・・・どれくらいをちょっとっていうねんって話しですよね・・・

 

こむたちは防具をホテルに送ってしまっているのでホテルに立ち寄って防具も取りに行かなくてはいけないし・・・・

お昼ご飯をなんとかしなくちゃいけないし・・・

 

にもかかわらず竜ちゃんは非常にマッタリと運転しながら、一向に焦る気配もなし（←なようにこむには見えた）

おまけに竜ちゃんが目的とする場所へは未だ到達する気配もなかったわけです。

１１時３０分近くなったところで

「あのさぁ・・・・私たち防具も取りに行かなくちゃでしょ？

　お昼ご飯も買わなくちゃでしょ？この調子で一体何時に体育館に着けるの？」

と聞いてみたわけでございます。

そしたら竜ちゃんが言った一言が

「知らん」

 

ここで、こむの中で怒りの炎がマックスに

 

助手席にいた末っ子は空気を察していち早く、目的地をホテル経由伊里前体育館に変更しましたよ～（笑）ほんと、処世術に長けたヤツです（笑）

 

竜ちゃんの目的地到着後、こむたちは車の中で待機。

彼は写真を撮るために下へおりて行きました。

そうしたらね、目的地到着予定時間が２時２０分になってるではありませんか！！

 

戻ってきた竜ちゃんを後部座席に乗せて

こむがぶっ飛ばしたことは想像に難くありませんでしょう（笑）

４０キロ/H制限の道を９０キロ/Hを出した区間があったかも・・・・

凸凹道をノーブレーキでぶっ飛ばしたため

後部座席の竜ちゃんは頭を天井に激突したらしいです（笑）

でもそんなこと知ったこっちゃありませんぜ（笑）

 

１時半過ぎに体育館に到着したこむ家ですが

車の中には冷え切った空気が流れていたことは

言うまでもございません（笑）

続く